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2019年3月18日月曜日

Logic Pro X のスコアエディタでサスティンペダルを音の長さに反映させる方法

結論

結論から書くと、ピアノロールの[機能]>[サスティンペダルをノートの長さに変換] でサスティンペダルが消えて音の長さがサスティンペダル分の長さに変更されるので、オーバーラップなし設定のスコアであればこれで特に問題は出ないのではないかと思います。

なぜやりたい?

なぜこれをやる必要があるかというと、鍵盤でリアルタイム入力して鍵盤用の譜面を作る場合、サスティンペダルを使用することがほとんどで、そのまま譜面を表示するとこのようになります。
リアルタイム入力後のスコアエディタの状況。Ped. * などの記号がごちゃごちゃと出てしまう。
音の長さも鍵盤から指を離したタイミングまでとなり、いちいち休符が入ってしまう。
リアルタイム入力後のピアノロール。譜面の4小節目までが表示されている。
下部の線がサスティンペダルの状況。127 が踏んだ状態、0 が離した状態。
このようにサスティンペダルの記号(Ped. * など)で煩雑になってしまうので、クラシックの譜面でもない限り、サスティンペダルの指定は行わず、適宜ペダルを踏むケースが多いのではないかと思います。

譜面でサスティンペダルの指定を行わない場合は、音符の長さをサスティンペダルを踏んで伸ばしたい長さにする必要があります。でないと、普通に指を離したタイミングで音を切る、という譜面になってしまいます。上のピアノロールの通り音が途切れてしまうわけです。

てっきりスコアエディタの設定に、サスティンペダルを表示せず、音符の長さをサスティンペダルを踏んで伸ばしたい長さにするオプションがあるものと考えて探しましたが、どうも無いようです。

ネットを調べていると、「サスティンペダルをノートの長さに変換」の機能があることがわかり、使えそうということで試してみました。

「サスティンペダルをノートの長さに変換」機能を使ってみる

ピアノロールの[機能]>[サスティンペダルをノートの長さに変換]
メニューを表示した状態。
サスティンペダルをノートの長さに変換した後のピアノロール。ティンペダルが消えて音の長さがサスティンペダル分の長さに変更されている。
サスティンペダルをノートの長さに変換した後のスコアエディタ。
ペダル記号と余分な休符がなくなり、スッキリして見やすくなった。

一つ注意点あり

スコアエディタの方では「オーバーラップなし」の設定にする必要があります。通常はデフォルトで「オーバーラップなし」になっているので変更していなければ問題ないと思います。

サスティンペダルを踏んだ状態で同音連打をした場合、前のノートは切られることはなく、サスティンペダルが切れるところまで伸ばされます。ということはノートがその間重なった状態になるわけです。

そうなると、スコアエディタではどのように表示されるかというと、このように音符がタイで繋がれてしまうのです。これを見た奏者は後の音符は弾かず、2小節目などは、なんで全音符にしなかったんだろうと疑問に思うでしょう。
リージョンの設定で「オーバーラップなし」のチェックを外した状態のスコアエディタ。
余分なタイが表示されていて、誤解を生んでしまいそう。

ちょっと気になる問題点

譜面的にはこれでとりあえずなんとかなっていますが、いくつか問題があるのではないかと思います。
  • サスティンペダルのタイミングの問題でノートの終わりが次の音に少しかぶってしまう
    通常サスティンペダルは正確に次の音を鳴らすタイミングで離すわけではなく、少し遅らせて踏みます。次の音ぴったりを狙い、間違って早く離してしまうと音が途切れるリスクがあるためです。逆に少し遅らせると、ちょっとだけ音はかぶっているんですが、気付かない範囲に収めることは簡単です。
    このため、サスティンペダルを離すタイミングは次の音がなった少し後になっているため、そこまで前のノートが伸ばされてしまいます。
    スコアエディタでは「オーバーラップなし」になっていれば影響がなく問題は無いはずです。再生時の実音でも、サスティンペダルを踏んだときと同じ状態なのでこれも問題はないはずです。
  • ものすごく長いノートができてしまうことがある
    録音を繰り返す際にサスティンペダルを離す信号がない状態があったりすると、ずっと踏みっぱなしと判定されて、ものすごく長いノートができてしまうことがあります。譜面上おかしなことになるので、これは見つけて修正するしかありません。
  • 演奏情報が消えてしまう
    サスティンペダルの情報は消えてしまい、指を離したタイミングの情報も消えてしまうため、ピアノロールを見ても実際の演奏の状況はわからなくなってしまいます。
    なので、やはり、スコアエディタの設定でサスティンペダルを音の長さに反映するモードが必要なのではないかと思います。データは変えず、譜面上の解釈だけで解決できる問題だと思いますし。
でも、とりあえずリアルタイム入力で鍵盤の譜面を作る際には「サスティンペダルをノートの長さに変換」を使っていこうと思います。

2018年5月15日火曜日

7b5(13) コードのボイシング

思いついた曲のモチーフのコード進行が想定したイメージにたどり着けないまま数日経っていたんですが、なんとかたどり着けたので、今回考えたことのメモをしておきます。

Im11 IV7b5 II7(b9) V7(b9 b13)

でかなり近い所まで来ていたんですが、メロディは Im11 の 11th から IV7b5 の 13th で終わっているので、IV7b5 に 13th を入れようとしたのが苦労の始まり…
そのまま混ぜると 13th と 7th が半音でぶつかって聴感上もたぶん NG でした。なので 7th を抜いて IV6b5 としてみるとイメージから遠のいてしまう…これだと聴いた感じ #VIIb5 on IV で流れ的にも合っていません…

ルート自体変えて他のコードにしてみたり、メロディ自体を変えてみたり色々やってはみたものの、どうも元の状態の方が良かったのでもとに戻って調べなおしたり、いろいろ悩んだ結果、やっと見つけました。

何ということはない、単純に 13th を追加して IV7b5(13) で、ボイシングで 7th を 13th の1オクターブ下にするというものでした。要はボイシングの問題だったようです。

キー Dm での IV7b5, IV6b5, IV7b5(13) の聴き比べ動画です。メロディとコード進行のしっくり感では圧倒的に IV6b5 より IV7b5(13) ではないかと思います。7th はやはり必用で、13th と m7th は M7 の音程にした方がいい、と言うかしないとダメなコードに聴こえる、ということのようです。勉強になりました。ボイシング大事です。


最近このようなオルタードテンションを使ったコード進行に挑戦中で、その中で出てきたメロディ自体がこういうコードを示唆しているという事は、こういうコード進行が血肉になってきている気がして嬉しいです。

2018年4月28日土曜日

マイナーキーのダイアトニックコードのややこしさ

‪おととい思いついた曲がマイナーキーのダイアトニックコードのややこしさを教えてくれる感じでマイナーキーの経験不足を痛感しました…

ググったらこんなサイトが有りました。
マイナーのダイアトニック・コードとは?/初心者集まれ!指板図くんのギター・コード講座 第31回

要はナチュラルかハーモニックかメロディックかと言うアレですが、行ったり来たりするので聴いた感じ普通なのにややこしい…‬特に 9th の音が…
わかりやすいように Am キーに直すと、曲のメインのコード進行はこんな感じです。

| FM9 | FM9 | Em9 | Dsus4(9) D(9) |
| FM9 | FM9 | Em9 | Am9sus4 F#m7-5 |



そもそもこの進行が Am キーなのかどうかが自明ではないと思いますが、VI V I の逆進行で Am7 に解決しようとしているので、Am キーで多分間違いないと思います。動画の方では終止をわかりやすくするように2巡目の最後を Am7 にしてあります。

この循環ですが何がややこしいのかと言うと、F の音が Fm9 ではナチュラル、Em9, D ではシャープしているという点です。

上のサイトの話を勘案すると、

ナチュラルマイナースケール: FM9(9th の G がナチュラルなのでハーモニックではない)
メロディックマイナースケール: D(9)

Em9 はナチュラルマイナースケールになるんですが、問題は 9th の F# です。ナチュラルマイナースケールでは  F はシャープしないので、なんなのコレという状況です。

あまり今回のテーマとは関係ないですが F#m7-5 は FM9 に対する裏コード的なものかと思います。スケールとしては Em9 と同じでなんなのコレですが、A/F# という形でよく使われるコードで装飾的なコードなので色々あり得るしスルーします。

もしかして D メジャーキーに転調しちゃっているとか?と思ったら D(9) の時にスケール的に 7th が m7 の C なので D メジャーキーになっているわけでもなさそうです。
どう考えればいいんでしょうか…

と、ここで気が付いたのがドリアンモード。Aドリアンモードですねコレ。あまりに自然なので転調感なさすぎですが、微妙にドリアンモードの雰囲気を持ち込んでいると考えるとしっくり来そうです。

ご意見募集中です。